こんにちは!星乃(@madoka_hoshino)です。
引き寄せの法則を冷静になって考えてみよう。
最近の引き寄せの法則うんぬんの傾向を見ていて、わたしが思うこと書いてみました。けっこう辛口かと思いますので、厳しい言葉が嫌な人はブラウザバックしましょう。
でも、本気で思っていることですし、人生の迷いの泥沼にハマっている人が、しっかり人生を歩んでほしいと思って書いています。あくまでわたし個人の意見ですので、他人の価値観を否定するものではありません。
お金がないならお金の勉強をすべきなのになぜか引き寄せの法則に救いを求める人々
なんだか不思議なのですが、
お金がない、生活が苦しい
それは…
引き寄せの法則ができてないからだ!!
こういうの、最近すごく多いですよね。
わたしの周りでも引き寄せの法則を信じている人たち、いました。
最近では有名な人も出てきて、影響される人もたくさんいますよね。
でも、引き寄せの法則を実践していて、その人たちが、望む現実を手に入れているかと言えば、NOなんですよ。たぶん99%くらいの確率で。
むしろ、引き寄せの法則を実践したばっかりに、さらに貧窮している人ばかりです。お金ないのにも関わらず、セミナー、コンサル、イベントには参加。勧められたモノを買って、いい気分になるために浪費して、残り少ないお金すらも、全部使ってしまい、現実は変わったかというとそんなことは決してない。
セミナー行ったり、コンサル受けたり、イベント参加して、「その時は一瞬いい気分」になっても、その興奮が冷めたら、さらに絶望的な現実が待っている。
だからまた、なけなしのお金を使って、セミナーやイベントに参加する。永遠の負のループに陥ってる人をたくさん見ました。
いや別にいいんですよ。お金を使うのは自由ですし。セミナーも、イベントも、コンサルも、 エンタメとして参加するならアリです。好きなアーティストのコンサートに行く感じ。そう自覚してるなら、いいんじゃないですかね。娯楽ですからね。
でも、お金を得るためとか、現実を変えるために参加してるなら、それは間違ってるよって言いたいです。
わたしは引き寄せの法則、まったく否定してるわけじゃないんですよ。わたしは現実的なタイプですが、引き寄せの法則はあると思っている方です。(引き寄せを信じている人とはちょっと違う見方ですけど)
ですがね、なにかずれているというか。もっと現実は現実に即しているんじゃないかと思うんですね。
お金がない、苦しい、という状態を、 「現実問題でなんとかしようとせずに」そこをすっとばして、引き寄せの法則に行く人が結構いることが、不思議なんですよ。
ここ、地球ですからね。残念ながらファンタジーのルールで動いている世界じゃないんですよ。
「オキュラス・レパロ!」と現実世界でいくら叫んでも、メガネは直りませんから。

人間の脳みそで想像するだけで現実が変わったら、もっともっとそれは現代ではメジャーな能力になっているはずなんです。人間の歴史はめちゃくちゃ長いですからね。
人間の本能ですら、20万年前の原始時代からまったく変わってないんですから、その手の能力があったとしたら、とっくにもっと普通の能力として使われているはずなんです。
引き寄せの法則で変わるのは「自分の現実の見方、とらえ方」だけです。
自分のなりたい未来があって、その現実のために行動しているのを「引き寄せの法則」というなら、それってただ夢をかなえるという普通のことでは?と思います。
世の中は誰かが作ったマーケティングだらけ
スピリチュアルの世界では、3年で財布を買い替えると良いとか言われますよね。でもこれってただのマーケティングやん!って私は思います。
そんな話、100年前からあった?
チョコレート会社がチョコレートを売るためにバレンタインを作ったのと同じように、スピリチュアルブームの流れで生まれたマーケティングじゃないですかね?
だとしたら、そんな信ぴょう性の低い情報を信じる価値はあるの?という話です。
長財布買ったり、満月に振ったり、占いをする感覚でやっているならともかく、本気だとしたらかなりヤバいです。はっきり言えば、洗脳されているレベルですよ。
ちなみに私がバリバリ稼いでいた時、ブランドにも全く興味がなかったせいで、合皮でできた、7000円くらいのディズニーの二つ折りの財布を5年くらいつかってましたから。
しかも色は赤です!!赤字になるからNGと言われる赤い財布で年収1000万稼いでいましたよ。(ちなみに今も赤です)なので、そんなもんなんです。「そんなもん」くらいで見ておくのが一番いい。

誰かが何かを売りたいための啓蒙活動に、振り回されてやいませんかね?
胸によーく手を当てて考えてほしいです。その情報を広めている人は、どうしてその情報をあなたに信じてほしいんでしょうか?
その人がその情報を出すことによって得るものは何でしょうか?
その人は、何をもって利益を得ているのでしょうか?
その発言の意図の裏側をよく考えることが大事です。
そうでなければ、いつまでもお客様で搾取される対象になるだけです。歯に衣を着せずに言えば、情報弱者ってやつですよ。
金持ちがみんなハイブランド財布を使っているわけではない
私の知っている億持ってるレベルの人は、本革のいい財布を使ってはいましたが、いわゆるエルメスとかシャネルとかのハイブランドの財布を持っていた人っていません。
この本で書いてある、蓄財劣等生タイプのなんちゃってリッチマンにはいましたけど。
彼に言わせれば、ほとんどのハイブランドの値段が高いのは、それだけ品質がいいからではなく「タグ代」なのだそうです。メジャーじゃないブランドのものと品質がほぼ変わらないから、ハイブランドをもつ意味がないんだそうです。エビデンスを信じるダイゴさんらしい発言です笑。
たかがブランドの名前が入ったタグに何十万も出してると思うと、確かに馬鹿らしいですね。
こういう事実があるからこそ、やたらと高級品を持たせようとする流れもどうかなと思いますね。
ある程度お金があるなら、品質のいいものを身に着けるのは賛成ですが、 お金なくて瀕死になってるのに、モノにお金つかってどうするんだ、順番が違うだろと思いますね。
しかも、お金を得るために、自己肯定感を上げるとかいう名目でブランドを買うのは本末転倒すぎる行動です。
引き寄せの法則発信者はビジネスしてるよね?
おそらく、引き寄せの法則を体現しました!って人も、願うだけで何にもしてない人はいないと思います。水面下で、相当いろいろやっているはず。
そして、その行動は、 「引き寄せの法則を体現しました」というゴールに向かってやっているはずです。
わたしは多少の背景知ってますが、本当は「仕掛けている」のに、「自然に見せている」ものもたくさんあります。
引き寄せの法則って基本的にビジネスですからね。
この概念ってアメリカから来ましたけど、それは 「引き寄せの法則でビジネスをするため」であって、日本人を幸せにしようとして持ち込まれたわけじゃないんですよ。
そこんとこ、勘違いしないようにしましょう。
お金がないならお金の勉強をすべき
だからこそ「お金が苦しい、お金がない」というのであれば、引き寄せの法則じゃなくて、まずはお金が増える方法やお金の勉強をすべきなのです。
引き寄せの法則の本を買いあさり、セミナーやコンサルを受ける前にお金に関しての本を読んだ方がいいし、副業を始めたり、投資を始めたりした方がよっぽど「お金がない」状態を脱出できる。
まず高級ホテルのラウンジでコーヒー飲む前にライターの仕事でもして記事を一つでも多く納品したほうがいいです。
お金持ちの有名人のセミナーに行く前に、まずは家計簿付けて収支をはっきりさせるのが先です。
参考:オススメの家計簿アプリ
もっともっと具体的に動いた方が現実が動くんですよ。
現実が変わる具体例をあげてみる
2018年に行われた平昌五輪。フィギュアスケート男子では、2大会連続で羽生結弦選手が金メダルを取りました。
例えば、羽生結弦選手が金メダルを願っていて、いい気分で妄想しているだけで、金メダル引き寄せるかっていうとそんなわけない。どんなに才能あって天才でも無理だってわかりますよね。
NHKスペシャルでも特集していたのですが、羽生結弦選手は自分のケガの具合と、自分のSPの点数と他の選手の点数の差、自分のプログラムと他の選手のプログラム内容を徹底的に比較して戦略を立てています。
自分が取れると思われる点数を計算したうえで、勝てるフリーのプログラム構成をし直して、 綿密な戦略のうえで取った金メダルなんですよ。
金メダルに向かっての行動が、めちゃくちゃ具体的ですよね。お祈りとか、いい気分でいようなんて、そんなふわふわしたことはしてないわけです。
フィギュアスケートで金メダルを取るためには大前提、相当な量のフィギュアスケートの練習をしなければならないし、勝つために具体的かつ綿密な戦略も必要。
現実に即してみれすぐわかるのに、自分に置き換えると、なぜこうも引き寄せの法則頼みになるのでしょうか。
お金がないという痛みを直視できるか?
まずは自分の状況、お金がないという事実を直視できるか、という部分が大事です。
怖いですからね、うまくいってない自分、逃げている自分、何もしてこなかった自分を直視するのは。
でもそこを直視しないと、現実って本当の意味で変わらないんですよ。この痛みを超えていけるか、なんですよ。
耳ざわりのいい言葉ばかり並ぶ引き寄せの法則に流されている場合じゃないんです。「お金がなくてヤバイ」と思うなら、その事実をしっかり見つめましょう。
実際にお金を得ている人は現実世界に即している
わたしは専業主婦しつつ、主婦トレーダーでもあるわけですが、投資の世界にいると、がっつり稼いでいる人は現実世界で動いている人ばかりです。
もちろん、(お礼や自分の意思を表明するという意味で)神社にお参りしてる人もいますが、間違っても引き寄せの法則に傾倒している人は見たことありません。(ハイレバして退場しそうになり、お祈りトレードしてる人は結構いる苦笑)
私が思うに、実際に「神様に応援されているな」と、何か見えない力の後押しを受けてると思えるレベルなのは、こんまりさんくらいじゃないかと思います。
めちゃくちゃ有名なこの本の著者ですね。私も持っています。
彼女は確かに信心深いところがあります。でも彼女も相当行動していますからね。だからこその今のポジションなんだと思います。
何が言いたいかというと、スケートで金メダルを取りたいならスケートの練習をすべきだし、お金がないなら、お金が増える方法を調べて勉強して実行すべきだという事です。
メンタルを充実させることは非常に大事なことですし、続けていくべきことでもありますが、
メンタルの充実=お金が入る
という風には、すぐにイコールには繋がらないことを知っておくべきかと思います。
実際に、「自分が成功している未来を想像する」という行為は、実は行動力を損なうというデータがあります。エビデンスで証明されているのは、むしろ自分が成功している姿を思い浮かべていい気分になるってのは、なりたい未来を遠ざけるという事実なんです。
足りない、と思うことは、そんなに悪いことでしょうかね。足りないと思うからこそ、埋めるために行動し、頑張るわけですから、「足りない」と思うことは決して悪ではないんです。
お金がないなら具体的に落とし込みましょう
お金がないという現実があるのなら、まずは引き寄せを学ぶんじゃなくて、具体的な行動に落とし込みましょう。
最初にやるべきことは、お金がないという現実を直視することです。
どうしてお金がないのか、どうしてお金が必要なのか、お金が必要としたら、どれくらい足りないのか。全部具体的にするんです。あいまいみーじゃダメです。具体的にしましょう。
そしたら、どういう風にお金を得るのか?それも具体的に考えます。
働くのか、副業か、投資か。などなど。働くなら、バイトなのか、正社員を目指すのか、どういう職種で働くのか。
副業なら何をするのか。ブログ書くのか、転売をするのか、ライター仕事をするのか、アフィリエイトに挑戦するのか。
具体的に動いてみてから、データをとって何がうまくいったのか、何が失敗したのかをまた具体的にしてみて、失敗したものは修正していく。
本当にそれだけなんですよ。具体的にしていって行動するだけ。
お金がない→引き寄せの法則ではなく、まずは「具体的にしていく」ことをしてみてください。
まとめ:とにかく具体的にしてみて動くと現実が変わる
本当に、心からお金がない現実を変えたいと思うなら、行動なしには変化することは絶対にありえません。お金がないという現実を直視せずに改善することもありません。
私は20歳のころ東京に出てきた時、貯金1万円でフリーターバイト生活という状況からスタートしました。そこから、都内3階建て4LDK一軒家を貯金で現金一括購入し、投資で不労所得を得てセミリタイアしている今の状態になっているのは、まさしく「行動したから」に他なりません。
参考:苦しい・きついどん底人生を逆転する方法はある!管理人の今までの軌跡を公開
お金がない状況や原因を逃げずに直視し、何が必要なのか、やるべきことは何があるかを具体的な行動におとして、たんたんとそれを実行していくだけです。 引き寄せの法則もスピリチュアルも本来人生を変えるという部分ではまったく必要ありません。
この三次元の地球で、実際に人生を変えることができるのは「行動」だけです。自戒も込めて、この記事を残しておこうと思います。
結論:四の五の言わずにできる範囲から少しずつでも行動してみようぜ!
お金の記事は他にもこんなのを書いてます。
浪費癖がある人の買い物の特徴 考え方を変えるだけで一瞬で直る方法
家族4人で食費は平均4万円以下!我が家の買い物の工夫を書いてみる
貧乏から脱出する具体的な方法を書く!節約→貯金&資金作り→投資が最強最短ルート