こんにちは!星乃(@madoka_hosino)です。
初の中東旅行、中東のパリ「レバノン」に行ってきたよ!
実際に見てきた感想と、オススメの観光スポット10選(別記事にて。リンク張ります)をご紹介します!
記事を読んでわかること
●レバノンの魅力
●レバノンの治安は実際どうなのか?
●実際行ってきたリアルな感想
初の中東へ旅行!半日以上のフライトでベイルートへ
わたしは漫画家時代はほとんど外出できなかったせいか、セミリタイア後は旅行にハマっています。
中でもあまり行くことのなかった海外旅行に行きまくり、1年で5回も行った時もあります。(仕事も含めてですが、行き過ぎ。はじけすぎ。)
今回、子供たちを連れて初のCHUUUTOH!!(中東)への旅に出てきました!
場所は中東のパリと言われているレバノン共和国です。
レバノンと聞いても、どこにある国?っていう人がほとんどですが、シリアとイスラエルの隣国という、それだけの情報を聞いただけでは「行って大丈夫なの?」と心配になってしまう国です笑。
ご安心ください。レバノン自体は治安はむしろヨーロッパよりも良い方なのですが、何せシリアの隣国というイメージはよくありません。でも、シリアとレバノンはまるで別の国です。
以前は内戦などもありましたが、いまやベイルートは夜女性が出歩けるくらい治安がいいのです。そんなリアルなレバノン記です。
成田からドバイ。14時間のフライトでレバノンへ!
成田空港の夜便に乗って、まずはドバイまでの10時間のフライトです。
果たしてうちのマリオくん(幼稚園児)が10時間のフライトに耐えられるのかドキドキでしたが、飛行機乗ったら即寝で爆睡という、騒ぎもせず無難にドバイまでたどり着きます。
おしゃべりなマリオくんなので、機内でしゃべりまくられたらどうしようと思っていましたが、一安心です。お姉ちゃんのラブちゃんも含めて、子供たちはずっと寝ていた印象です。
機内食は2回でましたが、成田直後の1回食べた程度かも。
飛行機はエミレーツ航空です。キッズ用のおもちゃもいただきました。
わたしは食事と映画と読書(kindle)と睡眠と、なんだかいろいろしていました。普段、家事とか送り迎えとかやってるので、何にもしない時間は貴重でしたね。
グレイテスト・ショーマン、観れたわ~。娘はずっと細田守作品を見てました。
ドバイについてからは、4時間の乗り継ぎまち。
空港内移動が結構大変で、それだけで20分くらい歩いたかも。
カタール空港もそうだったけど、オイルマネー効果か中東のハブ空港はやたらと派手でバカでかいです。空港の中に移動用の車や電車が走ってますからね。
時間的にもドバイも夜中なので、やることなくトイレいったり、コンビニ?に寄ったり、歯磨きしたり。
子供たちはここぞとばかりにDSで遊んでてもらいました。ちなみにDSって変換プラグ使っても海外で充電できないんですね。
こういうのを海外旅行には持っていくんですが、前に上海に行った時も充電できなかったし、レバノンでもできませんでした。専用のものが必要なんですかね。電池切れたらおしまい!でした。
そんなこんなでフライト時間。4時間乗ってレバノンへ!途中、食事一回。これで3食機内食!さすがに3回も機内食だとお腹いっぱい…。
マリオくんとはひたすら一緒にパズルゲームやってました。さすがに14時間も乗ると、お尻が痛くなりました。
長時間フライトで座席に長く座りっぱなしだと、足がむくんだりするので、メディキュットを履くといいですよ。
わたしは長時間フライトには必ずメディキュット履きます。これで、長時間飛行機に乗っていても、足がむくむことがありません!
海外旅行には必須のアイテムだと思います。
ベイルート到着は午前中。早速初日から観光がはじまりました!子供たちが飛行機の中でがっつり寝てくれてよかった…。時系列は前後しますが、レバノンのオススメ観光スポットも紹介記事を書いています。
どこかで拾ってきた情報じゃなくて、リアルで行った体験レポなので、参考になるかと思います!
レバノンは中東初心者にもオススメできる国
レバノンって聞いても、ほとんどの人は国名すら聞いたことがない人が多いかもしれません。観光地も、日本人にとって有名なところはありません。
ですが、中東に行ったことがないという人でも、レバノンはオススメできる国なのです。それを解説していきます。
●レバノンの観光資源は素晴らしい
●レバノンの治安はいい
●レバノン人は親切なうえに美男美女である
●レバノン料理はおいしくて日本人の口に合う
レバノンの観光資源は素晴らしい
※巨大なバールベックの遺跡とラブちゃん。もちろん世界遺産。
日本にとってレバノンの知名度が低いだけで、観光資源は素晴らしいものがあります。レバノン政府がもっと観光に力を入れれば、レバノンへ旅行する人は増えるんじゃないかと思うくらい。
パルテノン神殿並みの規模のバールベックの遺跡(世界遺産)や、神秘的な素晴らしい空間が広がっているジェイダの洞窟、神聖さを感じるレバノン杉の森。
たくさんの世界遺産も持っているのに、あまり生かされている感じがしなくて、もったいなかったです。
※遺跡の上で踊るマリオくん。規制はほとんどない。
観光地は整備されていないし、たまに遺跡にペットボトルがホン投げられててそのままになっていたり。
ン千年も前の人骨が見れる…ということで、穴を覗いてみれば、人骨の隣に紙パック落ちてるし苦笑
なに?何千年もの時間の流れをこの骨と紙パックで見比べるというアトラクションなの?と思ったくらいです。
必至に紙パックをトリミングして映した写真がコチラ苦笑
※右側に紙パックがあった苦笑
入場も、意外と適当だし笑。踏んではいけない場所が、規制もされてないし笑。そんなゆるゆるテキトーな感じもレバノンの魅力なんですが、お金の生る木を適当に扱いすぎです笑
レバノンは遺跡もたくさんあるし、滋賀県くらいの大きさの小国なので、移動もめちゃくちゃ楽です。
どの観光地も長くて2時間くらいでついてしまうコンパクトさ。ものすごく観光しやすい国なのに、アピールが足りなさ過ぎて損をしてるなーと思いました。
逆に言えば、メジャーじゃないゆえに、他に観光客がいません。のんびり、好きなだけ遺跡をあじわうことができます。
ギリシャのパルテノン神殿なんて、メジャーになりすぎて、どこも並ぶし観光客だらけで写真を撮るのも大変です。レバノンの遺跡は世界遺産なのに、ここは貸し切り?と思うほど空いている観光地も多かったです。
巨大なバールベックですら、来ている人はまばらでした。ちなみに日本人は皆無というレベルです笑。メジャーになったらこうはいかないと思うので、レバノンを楽しむなら今のうちかもしれません。
レバノンの治安は実はいい
基本的にレバノンは治安のいい国です。
特にベイルートは、夜でも女性が独り歩きできるレベルです。日本の繁華街と変わりませんね。実際ベイルートの夜に街を歩きましたが、カップルや家族連れ、観光客、たくさんの人でにぎわっていました。
幼稚園児とか赤ちゃんを連れた親子もたくさん見かけました。夜8時9時くらいでもそんな感じでしたよ。
レバノン自体も、南や海沿いの地域は治安もよいです。日本の外務省のデータでは、レバノンはレベル1~レベル3です。
わたしもいろいろな国へ観光に行きましたが、外務省のレベル1はほぼ安全に等しい感じです。海外旅行慣れしている友人は、「レベル4以外は普通に行ける」と言ってました。たくましい笑。
実際、世界遺産であるバールベックはレベル3に指定されています。
現地と密に連絡をとっているツアー会社の人が言っていたのですが、レバノンみたいな情報があんまり入らない国は、そのあたりは意外と適当なんだそうです。
シリアに近いからレベル3ね!くらいな程度らしいです。まあ問題が起きたら外務省も困るので、そういう感じなんでしょう。さすがにレベル4のアルサールにはいきませんでしたが、バールベックはいたって普通の平和な街でした。
観光に来ている外国人もたくさんいましたし、レストランも普通にやっています。そもそもシリアに近い地域はツアー会社もツアーをやってませんしね。
街中にはシリア難民と思われる少年たちが物売りに来ている場所もありました。
※ここは5つ星ホテルだったせいか、ホテルから出ると外国人観光客目当ての難民の子たちの猛プッシュが!
そこも治安はよく、夜出歩くこともできました。スーパーやマクドナルドとかもありましたしね。基本的に昼間でキケンだったと思われる場所はありませんでした。
もちろん、スリやひったくりなど、気を付ける必要があるでしょう。ですが、それは日本だって同じだし、他の国だって同じです。
正直、ギリシャの方がよっぽどスリや盗難が多かったです。(わたしは襲われてはいませんが)
ネットを見ると、実際レバノンに行ったことがない人が書いたと思われる記事でレバノンは危険!って煽っているのはよく見ますので、なんだかなあと思ってしまいますね。
レバノン人は親切なうえに美男美女である
シリアの隣国とは思えない治安の良さと、平和な雰囲気、レバノン人はみんな親切でした。
実は旅行中、娘のラブちゃんが観光地でスマホを落としてしまったのです。
遠い外国レバノンの地でスマホ紛失…。
絶対に戻ってこないことを覚悟しました。
ですが!親切なレバノン人はスマホをちゃんと拾っていてくれました!落としたと思われる観光地へ連絡すると…届けられていると!
レバノンすげええええええ!
外国でスマホ落として戻ってくるとは…。レバノン人は親切だと感じていましたが、マジでそう思います。みんな愛想いいし、子供にはタダでお土産くれます。子供たちはお土産買ってないのに、たくさんのお土産が!
お店にいってもサービスしてくれますし、出国管理の人(イケメン)ですら子供にはにっこにこ!
しかも美男美女多すぎです。そこらへんに歩いているただの青年が超イケメン。そこら辺の街をほっつき歩いてる少年集めて、アイドルグループ作れるレベルです笑。
ドバイだと、どことなくアラブっぽいひげの濃いオジサン率が高くなるんですが、レバノン人はなんていうか、オサレで洗練されている顔つきなんです。
ほどよくヨーロッパの血が混じった感じがバランスいいんでしょうね。中東に住む、となったら、わたしは間違いなくレバノンにすると思います。
レバノン料理はおいしくて日本人の口に合う
レバノン料理ってすごくおいしいです。そもそも、レバノンは野菜や果物が豊富でとてもおいしい。
よく出たのが フンムスと言われるヒヨコマメをすりつぶしてペースト状にしたもの。バターみたいに使います。
マルク―クと呼ばれる、ナンみたいなパンがどこでも出たのですが、それに塗って、野菜を乗せて食べるんです。これが絶品!!!他にも魚もおいしい。ただの焼き魚がすごくおいしい。
果物も美味しいし、ビタミンたっぷりでレバノン旅行でお肌の調子がすこぶるよくなりました笑
レバノン料理は日本人の口に合うものが多いです。
子供たちも、料理はおいしいと絶賛していたので、子供も大丈夫です。幼稚園児もOK!!!
ベトナムに行ったときも料理は日本人好みだと思いましたが、レバノンも負けないくらい合いますね。
ちなみに東京都内ではレバノン料理が食べられるレストランがけっこうあります。
神田にあるアルミーナというお店に行ったことがありますが(本場にはさすがに負けますが)普通に美味しかったです。
ちなみにレバノン旅行する1年以上前に行ったんですが、まさかリアルでレバノンに行くことになるとは…。
デメリットはWi-Fiのつながらなさのみ
レバノンの唯一のデメリットはWi-Fiのつながりが悪いことですね。
そもそも、レバノンへWi-Fiを貸し出している会社も少なく、ホテルはWi-Fiがあるにはあるのですが、電波はとても弱い。五つ星ホテルに泊まっても、Wi-Fiはつながったりつながらなかったりでした。
わたしは投資をしているのですが、さすがにつながりが悪すぎて、レバノン旅行中はトレードをするのを諦めました。不便さを感じるのはその辺くらいですね。
参考:投資ブログ「家族4人!元漫画家が資産運用だけで生きていく。」
だからレバノンへ観光するときは、ホテルの場所や住所、観光地の地図などはアナログで用意して行った方がいいかもしれません。
ツアーを使ったので通訳の人がいたのでなんとかなりましたが、個人で行く場合、Google翻訳だのみにしていると、ネットがつながらなくて困るかもしれません。英語は通じますので、単語程度でも英語が話せれば身振り手振りで何とかなるかもしれませんが。
レバノンの物価は日本より少し安い
レバノンの物価は日本より少し安いです。
特にスーパーに行くと、日本の2/3くらいで買えるイメージ。水は必需品なので、スーパーとかで買うと1リットル30円程度の安さです。観光地のお土産とかもフツーに安いです。
ベイルートなどの繁華街のお土産屋さんは外国人向けに作られているので、むしろ値段は高めです。
マクドナルドは日本と同じくらいの値段でした。しかも味もおんなじ!!日本のマックと全くおんなじ!笑。ある意味、世界中どこでもおんなじ味を提供するマクドナルドのすごさを体感しました笑
※レバノンのマクドナルドに行ってみた!
基本的にどこもドルが使えるので、わざわざレバノンのLebanon Poundを使う必要はないですが、お釣りはLebanon Poundで返ってきます。なので、渡航の際は、細かいドル札を持っていくといいかと思います。
大きなドル札を崩したとき、お釣りがすべてLebanon Poundで返ってきたら、消費するのが大変です。レバノンポンドだとレバノンでしか使えませんが、ドルなら使える国がたくさんありますからね。
レバノンは歴史や宗教について感じさせる国
レバノンは内戦もあり、街には内戦のあとが生々しく残っています。今のレバノンはとても平和な国なのですが、やはりこういうのを見ると、中東にある国なんだなと感じます。
特に地理的にも、イスラム教とキリスト教が交わる国であり、レバノン自体もイスラム、キリストが入り混じっています。モスクの隣に教会、なんてのがフツーにあるのがレバノン。
※モスクと教会が隣り合わせ
ヒジャブと呼ばれるフードをかぶっているイスラム女性もちらほら見ます。ベイルートは街並みが欧州なのに、部分部分で中東っぽさがあり、本当に不思議な魅力のある街でした。
まとめ:中東旅行に行くならレバノンはオススメ!
総合的にレバノンは素晴らしい国でした。
イスラムとキリストが混じる独特の雰囲気もあり、歴史もあり、見どころはたくさんありました。普段の街中すら、日本とはまるで違う雰囲気。
日本では絶対に廃車になるような車も走っていたり、その文化の違いに子供たちもびっくりしていました。
※こんな車が平気でガンガン走ってる。日本車多し。
もちろん、子供たちはレバノン大好きになりましたよ。
某日産の会長のニュースが流れてベイルートがテレビに映るたびに、「ここ行ったね~」と笑。う~ん、あと2か月早く逮捕されていれば、ベイルートの自宅を観光しに行ったのに笑。
あなたも中東旅行をする際は、ぜひともレバノンも選択肢に入れてほしいと思います。
みんな、欧州ばっか行ってる場合じゃないぞ!笑